学生起業のポイント・メリット

学生起業のポイント・メリット

『学生起業の成功例』といえば、誰もが思い浮かべるのは「Facebook」を立ち上げたマーク・ザッカーバーグ氏ではないでしょうか。彼はハーバード大学在学中に「学生のリストを確認でき交流を深める場」として「Facebook」を作りました。今や全世界でのアクティブユーザーは19億6000万人といわれています。そして彼の総資産はフォーブス長者番付で15位8兆2800億円!!(2022年4月時点)

これほどの資産を築くことは、世界的にビジネスが広がらなければ無理ですが、学生時代に起業して成功している人は他にもいます。

例えば、「株式会社リクルート」は、江副 浩正氏が大学生時代に創業した企業です。リクルートが誕生したのは、江副氏が大学在学中、「東大新聞へ求人情報を『広告』として掲載したい」と思いついた事がきっかけです。当初は広告会社でしたが、現在は生活に関わるあらゆる面で事業展開をしています。「ホットペッパービューティー」「じゃらん」「SUUMO」「カーセンサー」「ゼクシィ」など本来の強みである「広告」をフルに活用し、聞いたことがない人はいないくらいに浸透していますね。

また、わかりやすく短い動画で調理方法を説明する「クラシル」。こちらは堀江 裕介氏が大学生時代に設立した「dely株式会社」が提供するサービスです。1億7000万回の月間動画再生数を誇る日本最大のレシピ動画サービスとなっています。

ここでは学生起業のポイント、メリットを見ていきます。

法律と行政手続きの専門家
行政書士 高柳麻紀

未成年起業・会社設立と法律

個人事業主になるための年齢制限はありません。未成年者でも開業できます。

しかしながら、義務教育の対象である15歳までは、労働基準法による保護の対象となっていることに注意しましょう!

会社設立にも法的な年齢制限はありません。

ただし、会社を設立する際には発起人の印鑑証明書を提出するわけですが、15歳未満では印鑑登録ができません。そのため、親権者に法定代理人として代わりに定款を作成してもらう、親権者全員の同意書・印鑑証明書・本人と親権者全員の戸籍謄本を準備するなど・・・成人の会社設立よりも複雑です。未成年で会社を設立する予定になった方は、行政書士に直接ご相談ください。

学生起業のポイント

①吸収しやすい「脳」で勝負する

インターネットの普及と共に、SNSやWEBの閲覧、WEB上でなんでも購入できるシステムがどんどん増えています。年を取ればとるほど、新しい情報に疎くなり、理解しようという気力さえ失ってしまう人も多い中、若い学生さんの吸収力には勝てない分野がたくさんあります。パソコンを持たなくても、個人のスマートフォン保有率は67.6%となっています。わかりやすい・使いやすいアプリなどの開発には学生さんの力が大きく生きると思います。

 

②少ない資金で始める

学生起業を一人または数人でする場合は、多額の資金をかけないほうが良いでしょう。本業は勉強ですし、アルバイトをして資金を集めるのも限界があります。クラウドファンディングを利用する手もありますが、失敗したときの損失を考え「スモールビジネス」として少ない資金で起業することをおすすめします。

 

③仲間を「同志」にする

サラリーマンになれば、それぞれの会社、同期入社であっても配属先によってバラバラになります。学生時代に起業をするならば立場はあまり関係なく「同志」が集まります。一人で始めるのもよいですが、開発・広告・マーケティング調査・集客といった初期に必要な仕事を仲間でこなせば、達成感も深まり絆の強い起業メンバーになります。

 

④インターンシップを活用する

企業に入り込み実際に業務を見学したり、たずさわったり、ノウハウを教えてくれるインターン制度は学生ならではの経験となります。「会社」という組織の実情や、様々な事業がどのように行われているかを知ることはとても貴重で有益な体験です。起業のヒントや成功する秘訣も学べるかもしれません。ぜひ積極的に参加しましょう。

学生起業のメリット

①リスク回避ができる

学生のうちに起業し、もし失敗しても先の長い人生です。またチャレンジすることもできますし、いったん就職するという手もあります。大きな資金や融資を利用して大きなビジネスに挑戦する前の前段階としての起業ができるのは学生の特権といえます。生活がかかっている状況はあまりないでしょう。生活が破綻するほどのリスクは負わなくて済むのが学生起業です。

 

②人脈と成長力

一般的に起業を考えた場合、必要ではあるもののなかなか広がらないのが人脈です。学生起業をすれば人脈作りも早い時期から始められますし、学生さんが「社長です」と名刺を出したら必ず驚かれます。そして若さを武器にいろいろ教えを乞うこともでき、それは事業の成長につながります。経営者としての成長、事業の成長を長い目で考えられるのも学生起業のメリットですね。

 

③時間がたくさんある

サラリーマンをしながらの起業準備、学生でいるうちの起業準備。学生でいる間のほうが圧倒的に時間が取れます。高学年になれば講義も少なくなりますし、起業に必要な準備や事業計画作成にしっかり時間をかけることができます。失敗をしないためにも準備と事業計画は練りに練ることです。

 

④融資を受けられる

労働人口の減少が危機的問題となっている現在は、女性、若者、シニアに向けて起業支援をする制度があります。
「日本政策金融公庫」では女性・若者・シニア起業家に向けて新規開業資金の融資制度があります。
また川崎市でも「女性・若者・シニア起業支援資金」として運転資金、設備資金の融資を行っています。

まだまだ先は長く可能性の幅も一番広い学生起業。こういった制度を使ってアイデアを練るのもいいですね。

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